市販薬では治らない

最近人によって歳だの若いだの言われるよくわからない微妙な年齢になり、身体も徐々に衰えてきたのか、医者に行くことも増えてきた。最近私はここ2年ばかり患っている病気があり、市販薬も試していたが、あるときもう我慢ならないくらいには病状が悪くなってきたので通院を決めた。

会話による診察の限界

通院するにあたって、いざ医者の立場からすると、病状を訴える私が来たときどうだろうか?と考えたときに、医者にとって私は赤の他人である。医者の立場上は診療をして結果を出さなければならない。外科や皮膚科で明らかな外傷があればわかりやすいが、内科は難しい。

本来なら十分な時間をとって診察をしてもらえれば嬉しいのだが、実際にはほとんどの医院では診察を待つ患者は多く、医者は限られた時間でそれなりの答えを出さなければならない。私の経験上ではおよそ5~10分ほどの診察で終わることが多い。医者もその中で最適な答えを出しているはずで、もしそれで間違った治療がされて症状が改善しないのであれば、これは私個人の考えだが、医者への情報のインプットが不足しているのだ。よほどのヤブ医者という可能性もあるが。

私も新しい医院に行くときにはGoogleの口コミも見るのだが、レビューは様々だ。「別の医者に変えたらよくなった」「医者の態度が悪い」「私はむしろ丁寧に感じました」「よく話を聞いてくれる先生」…などなど。同じ医院でも評価が二分しているのを頻繁に見るが、半分くらいは患者側にもコミュニケーション上の至らなさがあるのではないかと勘ぐりたくなることもある。

なにごともプレゼンである

では、5~10分ほどの時間で病状を伝えるにはどうすればいいだろうか?ほとんどの場合、診察では会話でのコミュニケーションが主体となる。その場で身体の不調やその背景をすべて思い出して医者に伝えることは不可能である。自分以上に自分の身体の不調を的確に表現できる人間もいなのにも関わらずだ。さらに会話である以上、どうしても取りこぼしが発生するだろう。

そこで、私は症状を時系列にまとめて、いつなにが起きた/こうすると症状が軽減した/生活習慣について/痰は無色透明/便は快調で下痢や血便はない等、考えられることをすべてA4一枚に書き起こしてもっていくことにしている。いわば病状のプレゼンテーションである。そして足りない部分や医者が疑問に思ったことは当日そのときに答えればよくなる。

「症状についてはよーくわかりました」

残念ながら私の病気はそれほど重篤なものではないのだが、症状を緩和する薬はあるものの、根本的に治癒することが難しく、身体に合う薬を取っ替え引っ替えするしかないのだそう。3回通ってそこそこ効く薬が見つかり、今はそれを試している最中だ。