この記事の主な内容は 逆流性食道炎に移動しました。
募る不安
市販薬は気休め
2年ほど前から咳が止まらず、呼吸器内科に行ってそこで処方された薬を服用したところ、身体に合っていなかったのか症状が悪化した。当時はまだ我慢できる程度だったし、そのうち治るかもなあと思い、そのまま半年ほど生活を続けていたら、あるときに胃痛を伴い始めた。
胃痛があるととにかく生活の質が落ちる。食欲は湧かないし、食事量も減る。常に腹部に気が取られて集中できない。イライラもする。
以前から酒量が多い自覚はあったので、胃酸で胸焼けが起きているのではないかと考え、休日だったのもあり、応急処置として急いで薬局に向かい、ガスター10を購入して服用したところ、ある程度症状が緩和した。そのため、自分の病気は逆流性食道炎と呼ばれるようなものではないかと疑い、今度は消化器内科に行くことにした。
いざ消化器内科へ
消化器内科に行くにあたって、これまでの経緯と自分の症状を詳しくまとめて持っていったところ、おそらく胃酸が逆流しているのではないかということで、胃酸を抑える薬(PPI)と喉の違和感を和らげる漢方を処方してもらった。
PPIは効果が出始めるのに時間がかかるものの、効果はガスター10やガストールより効き目が強いということで、私の場合は5日目くらいから効果が出てきて胃痛は収まった。すばらしい効き目だ。なにより薬の糖衣部分がイチゴ味でおいしい。
漢方は薬価が高いのにも関わらず、自分には効き目がないようだったので、再診してもらった際に、どうも漢方が効いていないようだと伝えると、「安定剤のほうがいいのかなあ…」と言いつつ、漢方の代わりに安定剤が処方されるようになった。
胃カメラを決断
安定剤については頓服で自分の思うタイミングで飲んでくださいということだったので、そのとおりにしたが、改善方向には向かっているものの、日によって症状に波があるし、もしかしたらこれまでの酒の飲み過ぎでなにかあるのではないかという不安がだんだんと募ってきたので、先日胃カメラ(内視鏡検査)のお願いをした。
🤔「先生、ここらで一発、胃カメラやっていただけませんか?」
🧑⚕️「できますよ、まあ、一度見てみましょうかね」
🤔「ちなみに鼻からできますか?」
🧑⚕️「できるんですけど、鼻血出す人がいて面倒なので鼻からタイプを口から入れます。でも通常8mmのものですが、ウチは5mmのものなので苦痛も少ないですよ」
🤔「ほほー」
そういうわけで一週間後に予約を取り、ついに人生初の胃カメラ検診をすることになった。鎮静剤は必要かとも聞かれたが、せっかくだから俺はこの鎮静剤なしを選ぶぜ。
胃カメラ検査当日
前準備
私は少食であるし、朝食も食べないので特に朝食抜きは問題ない。医院に着くと朝食を食べていないことを確認されたのち、時間になったら呼ぶというので、持ってきた本(Effective Rust)を15分ほど読んでいたら呼び出された。
先生から胃カメラの説明を受けて、アレルギー症状がないことを確認され、特に問題ないということでさっそく検診に進むことになった。
看護師さんに血圧を測られたあと、胃の内壁を見やすくするためのシロップを飲んでくれと言われ、ぐっと飲み干すとあまりに微妙な味すぎたので「う〜ん」と言うとハハハと笑われた。
次に麻酔薬でよーくうがいをしてくださいと言われ、容器に入れられた麻酔薬を渡されて2回ほどよくうがいをした。
麻酔薬 (キシロカイン)
黄色透明の麻酔薬で、歯科治療などによく用いられます。味は苦く、鎮痛作用と痺れる感覚があります。
胃カメラ挿入
ついに胃カメラの時間が来た。先生は手際よく準備をしていく。
🧑⚕️「最後にもう1回麻酔します」
😦「はい」
と言うや否や、シュッシュッとスプレータイプの麻酔をされた。
🧑⚕️「左向きで寝て、唾液は流しっぱなしにしてください。マウスピースをして固定します」
😦「はゐ…」
私は味のしないガムを噛んでいられないくらいには口にモノを入れられることが嫌なのだが、緊張感ですぐに慣れた。もう逃げられないところにきてしまった。
🧑⚕️「じゃあいきます。喉を通るとき苦しいので我慢してくださいね~」
😦「はゐ…(まあプログラミングのことでも考えていればなんとかなるやろ…)」
ぐい~
🙄「………っ……ォェ…ェ…」びくんびくん
嘔吐するときとはまた別の不快感。プログラミングどころじゃねえよ、んんんんん!?いやこれ人にやっちゃいけないやつでしょ吐くものもないおごごごごオエエエエ今自分はどうやって呼吸をしている?
🥺「……ハー…ハー…ハー…(呼吸の仕方がわかってきた)」
彼岸島の吸血鬼さながらの呼吸である。
🧑⚕️「これで喉通ったので楽になりますよ」
🥺「……スーハー…スーハー(なったよなったけども)」
🧑⚕️「うーん、綺麗ですねェ…なんともないです。空気入れるのでちょっと苦しいかもです」
🥺「……(全部苦しいわい)」
🧑⚕️「キレイ…キレイ…いいですねえ…」
🥺「…………(なにも考えられない)」
🧑⚕️「十二指腸のほうも見てみますね、これは苦しいですよ」
🙄「………ンン!?…ンオ!?!?」びくんびくん
🧑⚕️「なんともなし。全然問題ないです。念のためよく見ていきますね」
🙄「………(もはや無)」
🧑⚕️「いいですね。抜いていきます……ハイ終わりました、お疲れ様でした。またすぐあとで結果お話ししますので待合室でお待ちください」
🤤「なかなか素敵なモンでしたね…(涎垂らしながら精一杯の強がり)」
なんともないです
結果としてはちょっと胃酸が逆流しやすいようではあったものの、特に潰瘍もピロリ菌の疑いもなくポリープもない。そのため症状に応じてPPIや安定剤で様子見をすればいいとのことであった。胃の中の写真も渡されたが、我ながら綺麗な胃であった。しばらくはバリウムで行くことを決意した瞬間でもあった。
ストレスかも?とも書かれていたので、もしかしたらストレスなのかもしれない。ストレスはなんでも引き起こす恐ろしい現代病だ。
というわけで、逆流性食道炎と思っていたのだが、ただの胸焼けしている人になった。先生からも「特に内視鏡検査でも問題なかったので、これで安心したのも大きいと思います」と言われたが、まったくその通りで、ウイスキーをストレートで飲みすぎて胃癌なぞになっていなくてよかった。
まとめ
これでバリウムと胃カメラ両方やってみたので、それぞれで思ったことを記しておく。誰かの参考になれば嬉しいが、人それぞれに苦痛の感じ方は異なるのであまり信用しないでほしい。
バリウム
- 発泡剤とバリウムを飲んだあとに、胃透視用の台座の上で動き回る
- 検診時の苦痛はほぼない
- 定期検診時は追加料金なしで受けられる
- 発泡剤の味はスーパーソーダガムに近い(販売終了してしまったが)
- ゲップが出やすい人は大変らしい
- 私は元来ゲップが出にくいので平気だった
- バリウムを500mlくらい飲まされる
- 思ったより多い
- 味は旨味のない豆乳みたいなものでそれほど不味くはない
- 個人的にはおいしいと感じたので「何味なんですか?」と訊いたら「味はつけてない」と言われた
- バリウムを排出するために下剤を飲まされる
- 白いウンコが2~3日に渡って出続ける
- すべてが下痢になるのでその間はQoLが低下するし、外出しにくくなる
胃カメラ
- 口か鼻からファイバースコープを挿入される
- 口から入れる医院が多い
- 喉を通るときが第一関門。通ってしまえばあとは深呼吸でなんとかなる
- 意図せず涙がボロボロ流れる
- 十二指腸に入れられるときは生理的反射で身体が跳ねる
- 麻酔薬
- スコープを入れる前に麻酔薬(キシロカイン)でうがいをする
- 口の中の痺れは30~60分程度で取れる。自分は麻酔が効きにくいので、かなり早くから痺れは薄れてきた
- 鎮静剤
- 使うと苦痛がもっと和らぐらしい
- 当日は車が運転できなくなるので注意
- 事後
- 腹部の不快感が半日ほど続く
- 空気を入れられることによってとにかくオナラが出る