歯の定期メンテナンスへ
私が通っている歯科医は予防歯科に力を入れていて、とにかく歯ブラシ指導をされる。先生は職人気質の人で、歯に衣着せぬ物言いをするが、信念がある人で腕はとてもよい。歯科衛生士も物腰こそやわらかいが、そんな先生のもとで働いているので強者揃いだ。
ここでは毎回歯周ポケットの深さを確認したのち、イチゴ味のピンクの液体で歯垢の付着を確認して、いかに歯磨きができていないか説明される。判定はとても厳しく、少しでも歯垢がついていようものなら×判定で今回は付着率30%程度だった。最近は概ねこのくらいで推移している。
とは言っても全体的に見ればよく磨けているとのお墨付きをいただいて、最近は「至った者」として扱われるので、特に歯ブラシ指導はなくなった。ちょっと寂しくもなったが、ここからは自分との戦いという新たな段階になったのだ。
歯間がむずかしい
最近は先生が歯のメンテナンスをしてくれることが続いたが、たまたま今回は歯科衛生士が担当になり、いろいろ問診も含めて処置をされた。
どうやら私が歯や歯磨きに対してどう向き合っているのか教えて欲しいということで、私が「至った」理由を聞き出して、医院として今後の参考にするのだそう。ちょうど良かったので、気になっていることをそのときに聞いてみた。
歯の表裏を磨くことは朝飯前になった。表は言わずもがなだし、裏は嘔吐反射との戦いにはなるが、慣れてくればそれほど難しいことでもない。しかし、歯間がとにかく難しい。フロスや歯間ブラシを使ってもイチゴ味判定を乗り越えられない、ということを伝えると、「冒険をしてみましょう」と提案された。ホゥ…冒険とな。
今はどういう歯ブラシを使っているかと聞かれ、二段植毛のものを使っていると答えた。すると、「別の歯ブラシに変えて新たな道具を見つける旅に出ましょう」と言われた。なるほど。
確かに今使っている二段植毛の歯ブラシはとにかく簡単だ。毛先を歯に当てて少し力を加えればそれだけで毛先が歯間に入っていく。しかし簡単すぎるが故に甘えが出てしまっていたのかもしれない。そんなことを考えつつ歯石除去をされ、フッ素を塗られ、3ヶ月後の予約を入れ(勝手に入れられる)、医院をあとにした。
新しい歯ブラシとの対話
というわけで、帰り道に薬局で新しい歯ブラシを買ってきた。歯間が磨けていないのであれば毛量が多いほうがいいかと考えて、硬さも柔らかいものにした。いざ使ってみるとこれが難しい。いかに自分が二段植毛に頼り切っていたかを思い知らされて、ああでもないこうでもないと実に30分ほど歯ブラシと対話し続けていた。
まだ新しい歯ブラシとの対話は始まったばかりだ。しばらくはコイツに苦戦させられそうだが、早くも学びがある。
【追記】
やっぱり柔らかすぎてダメだったので、普通の硬さの歯ブラシに変えたらよくなった。