やっぱりリファラル
本日は月に一度の評価面談があり、いつも通り「お前は遊撃部隊をやれ」という内容で終わったのだが、それにつけても開発人員が少ないので採用したい、しかしどこの馬の骨ともわからんやつを採用はしたくないので、誰かいい人はいないか?というリファラル採用のアテを問われた。
リファラルと言えば聞こえはいいが、ひと昔前ならコネ入社と言われるもので、誰かのツテで入社するもののことを指す。私も学生時代に就職活動していたころにはコネ入社ほど楽でズルいものもないと思っていたが、今いる会社は正直なところコネ転職だし、社会人生活が長くなって視野が広くなってくると、やはり赤の他人と働くよりも、能力が高く、気心が知れて志(マインドセット)を同じくする人と働いたほうが精神的に余裕が生まれるし、仕事も楽しくなるので、今では可能ならばリファラル採用をすべきだという考えに至っている。ミスマッチな採用によってお互いに不利益がもたらされることが一番恐ろしいことなのだ。
しかし悲しいかな、私はそれほど交友関係が広くないので、声をかけられる人間がそれほどいない。過去にはひとりふたりいたが、業界的に興味を抱いてもらえなかったし1、かつての大学の同期も今やそれなりの地位にあるか、家庭を持ち多額のローンがあるので、おいそれと職を変えるわけにいかない。結局のところ「いないですねえ…」という話になり、なんとかナビという求人サイトに応募を出すことになったのである2。
つよつよプログラマなんていない
最近は「どこにも人がいない」と言われるように、社風にあった即戦力となる人間を捕まえることはかなり難しい3。いや、それは以前からそうだったのかもしれないが。我々も最初はまだ望みを託して「つよつよプログラマ」を採用しようと躍起になっていた時期がある。しかしそんなものはどこにもいない。
私が卒業したコンピュータサイエンス系の学科には1学年に100人ほど在籍していたが、純粋にソフトウェア技術に興味があって、プログラムを書ける段階にあったのが10人程度、その中でもバリバリに書けるのが5人程度だったし、趣味の時間までコードを書いています、なんて変人はもっと少ない4。勝手に技術を磨いて面白そうなことを共有して、課題解決にあたって自走できる人がいたとしたらもっといい待遇で誰もが聞いたことのあるような会社で働いている5。なので、もしかしたら今の時代は「大学でちょっとパイソン?ってやつをやったことあります」くらいの人でも鍛え上げることを前提にして採用すべきなのかもしれない。
それにリファラルではない応募者に説明するにあたって、職場環境は伝えづらく下手なことも言えないので、必然的に心の探り合いになる。会社によっては何回かお食事会に行って互いに理解を深め合うところもあるらしい。すこしでも芽の出そうな人がいればそのくらいの手間をかけてもいいのかなと感じることもあるが、私は人事部所属ではないのでそうすればいいのになあという妄想にとどまる。
私?
私は今の環境が収入とライフワークバランスの釣合いが取れているので働き続けている。始業10分前まで寝ていられるなんて最高ではないか。ここ半年くらい出社していないので会社が今も存在しているかどうかは知らないし、みんなからはZoom越しにしか見たことがない電子の妖精だと思われているし、いざ出社すると「何しにきたん?」とか「何かヤバいことでもあった?」みたいなことを言われるが、それもまた一興。