わからないんですが…
今日の夕方になって若手に自身が取り組んでいる業務のことについて聞かれた。最初はお悩み相談かと思ってふんふんと聞いていたのだが、なんだか言葉の端々がそこはかとなくあやしい。すべては理解している必要はないが、どのくらい理解しているのか気になったので、「これはどういうことをしているのか私に説明してみてください」と聞けばしどろもどろ。
質問の仕方を変えればどうか?と思って「大雑把にはどういうことを意味していますか?」とか「具体的にここは何を期待していますか?」と聞いても、問いと答えが噛み合わない。図表を描いて説明しても響かない。ヤバイ、全然理解できていないのである。しまいには若手からの「〇〇ですか?△△ですか?」と答えだけを求める当てずっぽうが始まってしまったので、「いったんじっくり考え直してみましょうか」と席に帰した。道理で取り組んでいる時間が長いにも関わらず進捗が芳しくないわけだ。
素早く結果が出れば誉れとされる職場に晒されすぎてしまったが故に、結果だけを求めるようになってしまったのかもしれないが、これは本人だけでなく私を含む同僚の落ち度でもあるように感じられる。であれば、よりよい方向に導くのも仕事のうちである。私が数年間の在宅勤務をしている間にこんなことになっていたとは…。
ちょっと待てや
30分後に時間が空いたので、若手の横に座って「最初からひとつずつ説明してみてください」と指示するとやっぱり答えられない。最小単位に分割して質問してもやっぱりダメ。
なので、初心にかえって概念をひとつずつ調べさせてみる。当たり前だがGeminiはちゃんと答えを返してくれる。「こういう定義になっているので、〇〇のときはどうなりますか?」と改めて質問すると、やっぱり噛み合わず文脈にない話を持ち出してくる。答えが目の前に書かれているのにも関わらず、文章を読み取ることができていないのだ。完全に成果中毒のドパ人間である。まいった。このままでは何か適当なことを意味ありげに答える人間になってしまうのだが、この若手をそのように育ててしまうのはあまりにも残酷である。
結局のところ、かなり初歩的なことから教え直す必要が出てきた。今日は正味1時間くらい膝を突き合わせていたが、まだまだ仕事の仕方や問題の解決方法を教える必要があるかもしれない。まあ、それでも、巡り巡って自分の仕事が楽になると考えれば安い話である。