酒を飲む理由を作らない
随分と長い間酒を飲んできたが、酒飲みはあの手この手で酒にありつこうとする。なんでも酒に結びつけて行動を正当化するので、こうした酒を中心にした思考から離れる必要があるが、アルコールは依存性が強いので、考えるより先に酒を買い、胃に流し込んでいる。どちらかと言えば先に禁酒が来て、そのあとにこうした正当化をしていた自分が愚かだったと思い知るのだ。
私がよく考えていた理由を挙げるが、酒中心の生活になっていることが伺える。
- 酒は百薬の長
- アルコールで消毒する
- 〇〇でめでたいから酒を飲む
- 一仕事したから酒を飲む
- 相手が飲んでいるのにこっちが飲まないのは失礼
- 午後になったら実質夜だから酒を飲む
- 24時間禁酒したから酒を飲む
- 買い出しのついでに酒を買う
- 飲み会を開催する
- 飲み会に積極的に参加する
- 酒を買える店に行く
禁酒は2日目~3日目がつらい
逆流性食道炎になってしまったので、それを機に酒をやめることにしたのだが、2~3日目が一番つらかったのを覚えている。酒を飲むと具合が悪くなるのはわかっているのにも関わらず、体が酒を求めるのだ。
酒を飲んだら楽になるという思いが自ずと湧き上がってくるし、その考えが頭の中でぐるぐるしているのがわかる。いや、今日は飲んじゃったとしても明日から辞めればいいとか、ここにある分を飲み終わったら辞めようとか目標の設定を先延ばしにする提案も出てくる。これに抵抗するには強い意志を持つしかない。
さいわい私の場合は、かかりつけ医に「先生、もう酒やめたほうがいいって言ってください」と伝えたら、特にそれで禁酒のための薬を出されることはなかったが、「飲めば飲むほど量増えるでしょう?まずは10日やめてみてください。ずっと楽になりますよ」と提案されて、もうやめようという気持ちが強くなったのも後押しになった。
とはいえ、飲酒という長年習慣づいたものに抗うのは簡単なものではなく、別のもので代用するべく、私はコーラを選択した。これなら炭酸もあるし糖質もある。酔わないという違いはあるが、炭酸で腹は膨れるし、血糖値も上がるので、飲んだときの満足感としてはそれほど違いがない。糖の取りすぎには注意したいが、それで酒がやめられるなら安いものだ。それでも酒の気分が欲しいときには、キリンラガーゼロやハイネケン0.0のような完成度の高いノンアルコールビールに頼ったこともあった。
1年辞められれば辞められる
酒の代わりにコーラやノンアルコール、ほかには麦茶を飲む生活をしていたら酒をやめてからあっという間に1年経っていた。禁酒アプリによれば1年ちょっとで私が節約できた酒代は20万円くらいになるらしい。酒税おそるべし。2025~2026年の年末年始にたまにはいいかなと思ってウィスキーもちびちび飲んでいたが、久しぶりのことでかなり酔いも回ったし、前よりは楽しめなくなったので、また来年でいいかなと感じた。
しかし、もとより痩せていたのだが、毎日200~250mlほどのウィスキーを飲んで得ていたカロリーがなくなったからか、さらに痩せてしまってみんなから「痩せた?」と言われるし、健康診断でも看護師に「大丈夫?具合悪くない?」と心配される始末である。なので、健康志向の低カロリーが好まれる現代において、私はカロリーモンスターのメロンパンを食べるハメになっているのである。