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この記事は20250129_胃検診、バリウム飲むか胃カメラ飲むかを再編したものです。内容については非医療従事者によって書かれたものであり、医学的に正しいことを保証するものではありません。

咳が出るようになった

2023年頃から、酒の飲み過ぎか、ストレスかなにかわからないが、咳が止まらなくなり、痰が出るようになった。咳によって痰吐きが誘発されることが多く、痰吐きジジイ独特の「カーッ…ペッ」ような音が自分からしたときには正直驚いた。今や道端に痰を吐くような不届きものは稀にしか見なくなったが、今考えてみれば彼らも自分と同じ症状で、好きでやっているわけではなかったのかもしれない。

最近は便利なものがあって、ユビーのような自分で病気を診断できるサービスもある。そこで調べたところ、咽喉頭異常感症(ヒステリー球)が一番症状に近く、原因は不明だが、主に喉がイガイガするなどの症状が出るもののようだ。喉のものは呼吸器内科だろうと思い、近くの医院を受診した。症状を伝えるとインフルエンザの検査をしますと言われ、生まれてこの方インフルエンザになったことのない自分は絶対に違うだろうと思いつつも鼻に綿棒をズボズボされた。

検査の結果は陰性だった。知ってた。痰が出るということで去痰剤のカルボシステインと漢方を処方されて服用したが、効いたのか効いていないのかわからない。それから3回ほど受診を続けてみたが、逆に去痰剤で喉が渇いて症状が悪化するのでやめることにした。

腹部の膨満感と痛み

それから3ヶ月経っても症状は良くも悪くもならない。咽喉頭異常感症であればストレスであろうが、そうと言えるものにも心当たりがないので困った。しかし、ここにきて急に腹部の膨満感と空腹時の痛みを感じるようになる。飲酒量が多い自覚があったので、薬局に行ってガスター10を購入して服用したら気持ち和らいだがそれほど効果を感じない。

再度ユビーに今の症状を伝えてみると逆流性食道炎かもしれないと返ってきた。胃に刺激を与えるとよくないらしいので、飲酒量を減らして就寝時に枕を高くするようにした。それからも何回か薬局に行き、ガストール錠のような胃酸を中和する薬を試してみたが効いているのだか効いていないのだかわからない。

しかし、症状はだんだんと悪くなっていく。喉に確かな違和感があるし、なんだか酸っぱい感じもしてきた。腹にはガスが溜まっている感じがずっと続くし、ゲップの量が増えた。たまに咳につられて嘔吐することもある。咳の連続で気が遠くなりかけて、いよいよこれは酒の飲みすぎで死ぬのではないかと思い始めた。血を吐いていないだけマシだが、これは流石に医者に行かねばなるまい。

なにより消化器に問題があると食欲がなくなり非常によろしくない。なにを食べてもあまり美味しく感じないし、食べたところで苦しい。毎日10分は洗面所と風呂場で「オエーッ」とやっている人間が大丈夫なわけがない。

資料を持っていった

これまでの症状で自分の中でこれはもう消化器内科だろうと見当はついていたので、受診するにあたって経緯と自分の症状を詳しくまとめて持っていったところ、先生は「症状はよーくわかりました」と言い、おそらく胃酸が逆流しているのではないかということで、ランソプラゾールという胃酸を抑える薬(PPI)と喉の違和感を和らげる漢方を処方してもらった。資料作成のスキルがあって助かった。

PPIは効果が出始めるのに時間がかかるものの、効果はガスター10やガストールより効き目が強いということで、私の場合は5日目くらいから効果が出てきて胃痛は収まった。すばらしい効き目だ。なにより薬の糖衣部分がイチゴ味でおいしい。漢方は薬価が高いのにも関わらず、自分には効き目がないようだったので、再診してもらった際に、どうも漢方が効いていないようだと伝えると、「安定剤のほうがいいのかなあ…」と言いつつ、漢方の代わりに安定剤のジアゼパムが処方されるようになった。それからはずっとこのふたつの薬を飲んでいるが、よく効いている。

募る不安

家族に癌で死んだ人間はいないが、それでもここまでつらい思いをすると不安は募ってくる。飲酒を始めてからほぼ毎日酒を飲んできて、ビールとワインを長らく飲んでいたが、ウイスキーになってからは毎日200mlは飲むようになっていて、飲酒量としてマズい段階にあった。

そんな人間がなにか胃に重大なことが起きていて、もしかしたら胃癌ではないかと疑い始めるのはごく自然のことで、あまりにも不安になってきたので、何回目かの再診で胃カメラをお願いした。

🤔「先生、ここらで一発、胃カメラやっていただけませんか?」

🧑‍⚕️「できますよ、まあ、一度見てみましょうかね」

🤔「ちなみに鼻からできますか?」

🧑‍⚕️「できるんですけど、鼻血出す人がいて面倒なので鼻からタイプを口から入れます。でも通常8mmのものですが、ウチは5mmのものなので苦痛も少ないですよ」

🤔「ほほー」

そういうわけで一週間後に予約を取り、ついに人生初の胃カメラ検診をすることになった。鎮静剤は必要かとも聞かれたが、車で来る予定だったし、せっかくだから俺はこの鎮静剤なしを選ぶぜ。

胃カメラ検査当日

前準備

私は少食であるし、朝食も食べないので特に朝食抜きは問題ない。医院に着くと朝食を食べていないことを確認されたのち、時間になったら呼ぶというので、持ってきた本(Effective Rust)を15分ほど読んでいたら呼び出された。先生から胃カメラの説明を受けて、アレルギー症状がないことを確認され、特に問題ないということでさっそく検診に進むことになった。

看護師さんに血圧を測られたあと、胃の内壁を見やすくするためのシロップを飲んでくれと言われ、ぐっと飲み干すとあまりに微妙な味すぎたので「う〜ん」と言うとハハハと笑われた。次に麻酔薬でよーくうがいをしてくださいと言われ、容器に入れられた麻酔薬を渡されて2回ほどよくうがいをした。

麻酔薬 (キシロカイン)

黄色透明の麻酔薬で、歯科治療などによく用いられます。味は苦く、鎮痛作用と痺れる感覚があります。

胃カメラ挿入

ついに胃カメラの時間が来た。先生は手際よく準備をしていく。

🧑‍⚕️「最後にもう1回麻酔します」

😦「はい」

と言うや否や、シュッシュッとスプレータイプの麻酔をされた。

🧑‍⚕️「左向きで寝て、唾液は流しっぱなしにしてください。マウスピースをして固定します」

😦「はゐ…」

私は味のしないガムを噛んでいられないくらいには口にモノを入れられることが嫌なのだが、緊張感ですぐに慣れた。もう逃げられないところにきてしまった。

🧑‍⚕️「じゃあいきます。喉を通るとき苦しいので我慢してくださいね~」

😦「はゐ…(まあプログラミングのことでも考えていればなんとかなるやろ…)」

ぐい~

🙄「………っ……ォェ…ェ…」びくんびくん

嘔吐するときとはまた別の不快感。プログラミングどころじゃねえよ、んんんんん!?いやこれ人にやっちゃいけないやつでしょ吐くものもないおごごごごオエエエエ今自分はどうやって呼吸をしている?

🥺「……ハー…ハー…ハー…(呼吸の仕方がわかってきた)」

彼岸島の吸血鬼さながらの呼吸である。

🧑‍⚕️「これで喉通ったので楽になりますよ」

🥺「……スーハー…スーハー(なったよなったけども)」

🧑‍⚕️「うーん、綺麗ですねェ…なんともないです。空気入れるのでちょっと苦しいかもです」

🥺「……(全部苦しいわい)」

🧑‍⚕️「キレイ…キレイ…いいですねえ…」

🥺「…………(なにも考えられない)」

🧑‍⚕️「十二指腸のほうも見てみますね、これは苦しいですよ」

🙄「………ンン!?…ンオ!?!?」びくんびくん

🧑‍⚕️「なんともなし。全然問題ないです。念のためよく見ていきますね」

🙄「………(もはや無)」

🧑‍⚕️「いいですね。抜いていきます……ハイ終わりました、お疲れ様でした。またすぐあとで結果お話ししますので待合室でお待ちください」

🤤「なかなか素敵なモンでしたね…(涎垂らしながら精一杯の強がり)」

なんともないです

結果としてはちょっと胃酸が逆流しやすいようではあったものの、特に潰瘍もピロリ菌の疑いもなくポリープもない。そのため症状に応じてPPIや安定剤で様子見をすればいいとのことであった。胃の中の写真も渡されたが、我ながら綺麗な胃であった。

ストレスかも?とも書かれていたので、もしかしたらストレスなのかもしれない。ストレスはなんでも引き起こす恐ろしい現代病だ。というわけで、逆流性食道炎と思っていたのだが、ただの胸焼けしている人になった。先生からも「特に内視鏡検査でも問題なかったので、これで安心したのも大きいと思います」と言われたが、まったくその通りで、ウイスキーをストレートで飲みすぎて胃癌なぞになっていなくてよかった。

その後

結局、なにかしらの要因でドバドバ出る胃酸で灼かれていることには変わりないので、たまに受診しては同じ薬を処方してもらっている。長い付き合いになりそうだが、答えは見つかっているので問題はない。先生も「対策がわかっているので大丈夫と思います」と言っていたので、今のところはたまに仕事を抜け出して通院しなければならない以外に困ったことはない。

あとはいろいろと自分の体で試したところ、明らかに体調が悪くなるものが判明した。それはコーヒーだ。強く胃を刺激するらしく、コーヒーを飲んだ次の日の調子は最悪だ。酒や炭酸もあまりよくないが、コーヒーよりはいい。逆流性食道炎を機に基本的に酒はやめたので、あまり気にならないがコーヒーの味自体は好きなので、たまに飲んでは具合悪くなることを繰り返している。