工学部で学ぶ数学はプレアデス出版が販売している数学の書籍で、その名のとおり大学の工学部で学ぶ数学について記されている。数学に苦しめられていた在学時に出会えていれば嬉しい限りではあったが、人生そううまくいくものではない。たまたまTwitterで流れてきたのを見て面白そうだと感じて手に取ってみたのだが、思いのほか忘れていることが多い。

私は数学者ではないので雑な解釈でここまで来ている。往々にして工学者、特に情報工学や計算機科学に従事する人間というのは怒られる程度には数学を乱暴に扱うもので、左右対称だから積分していいとか、とりあえず微分してみるとか、除算を避けるためにデカい数をかけてビットシフトするとか、関数の資質を備えていないものを関数と呼ぶとか、さまざまなイカサマやインチキをする。

しかし、そうした外道技を使えるのも数学に精通した人間が色々な発見をしてくれるからであり、敬意を表さなければならない。たまには数学をしてみるのも悪くないと本棚から出してぱらぱらとめくってみると難しすぎるほどではないので、少しずつ取り組んでみることとした。

話によれば数学科のゼミというのは1年かけて1冊の本を舐め回すように読むそうなので、私も本書を読むにあたってできる限り私の解釈を助けるためのメモやプログラマ視点でのコメントを引用に続けて十分量記載するようにした。これで引用した内容がおおむね2分の1以下に収まるようになっているはずだ。

目次